ゲーム関連サイトを作ろう

このコラムはフリーゲームの関連サイトを運営している筆者が、自分同様ゲーム関連のサイトを 作ってみたいと思う人のために、自分がサイトを設立した時の舞台裏や、 同じゲームタイトルに関する、他サイト様の事例をご紹介しています。    インテックスはこちらです。


13.最終決戦は初日! 〜サイトオープン


旅立ちの日

書きたいテーマが決まり、原稿制作に着手したあなたは、 まず最初のページを完成しました。おめでとー!思ったより簡単でした。 利用するサーバーも決まったので、さっそくファイルを転送し、 ゲーム制作者の本家サイトや、他の人が先に作っているサイトに、 相互リンクをお願いしたいと思うでしょう。 でも、ちょっと待った! 原稿をWebという空間に発表し、 読んでくれそうな人への「お知らせ」を行なうという事は、 サイトを閲覧者の評価対象として、デビュー戦に送り出すと言う事です。 これは慎重に進めましょう。


レクイエム

作っている方は「まだ作り始めばかりだから、中身は少くて当たり前で、 これから少しずつ充実させる」と言う考えで、 サイトオープンに踏み切る人もいるでしょうが、もし逆の立場なら、 表紙だけで中身の抜けた不良品の様なサイトを見せられた閲覧者は、 どう思うでしょう。 「新しいサイトを作りました」と言って、みんなにお知らせをしたら、 大勢の人がどんな内容だろう(どんな表紙だろうではなく)? と期待して見に来ます。

その人達に中身の無いWebサイトを見せてしまったら、 管理人さん自身も、似たような人物として評価されるので、 デビュー初日から閲覧者の信頼を失い、即死状態です。

最低限心掛けなければならないのは、工事中のベージにはリンクを貼らない事。 インデックスも付けない事。それでトップページに書く事が無くなるようなら、 中身が完成するまでサイトオープンは見合わせるべきでしょう。

このコラムは連載が完了する前から、 今後掲載予定のインデックスだけ紹介していますが、 こういうのは基本的に禁じ手です。 なぜワザワザ「禁じ手」を用いているかと言うと、 連載予告の「宣伝」という位置付けで、意図的にそうしています。 各章には「最終決戦は初日!?」の様な見出しを付けていますね。 これは「タイトル」では有りません。宣伝のための「キャッチコピー」のつもりです。 本当のタイトルはヒゲ(〜)の後ろに付いている「サイトオープン」の方です。 「タイトル」は普通にわかり易い方が親切です。 「ゲーム関連サイトを作ろうのインテックスには、 「簡潔なタイトル」+「謎めいたキヤッコピー」+「週1〜2回という具体的な連載情報」 をセットにして広告の機能を持たせました。

「○○コーナー」の様なタイトルだけ大きく載せて、 クリックさせた挙句「工事中」というメッセージを表示したら、 閲覧者は期待するどころか落胆します。サイト内にそういう場所が複数ある場合、 連続で肩すかしを食らった閲覧者は2度と来ません。

Webサイトの閲覧者が最も増えるのは、 最初の「お知らせ」の直後です。RPGのボスキャラは、最後の最後まで出て来ませんが、 Webサイトはデビュー初日が最大の決戦だと思います。 サイトと管理人さんへの評価が全て決まる日です。 この時の内容が「 8.アクセサリーはどうする? 〜素材集めは、ほどほどで」に例を上げた様な借り物素材の展示会状態だと、 URLやHNを変更して別人にならない限り、リセットもできない(汗)ので、 サイトオープンの初日は全力投球で臨みましょう。


まずLVを上げよう

普通のHTML原稿なら、自分のパソコンにファイルを置いたままでも、 ウェブブラウザで閲覧状態をチェックする事はできます。 本番用のサーバーに置いて動作チェックをしたり、 ブログのテンプレートにテキストを流し込んだ状態をチェックしたければ、 一度サイトアップせざるを得ませんが、他人には見せない方がトクです。

ブログの場合は「更新」や「再構築」のボタンを押すと、記事が投稿されて、 カテゴリートップ等に新着情報が紹介されてしまうので、 デザインを確認したら、ボタンは押さずに操作を取り消します。

因みに筆者の場合は「デッキの秤」 メインコンテンツのアイデアを最初に思いついてから、 実際にサイトアップするまで、準備に2ヶ月以上掛けました。 かなりダラダラしたのんびり作業になったので、 果たして公開に漕ぎ付けるかどうか、自分でもわからない状態でしたが、 中途半端なマネで終わらせるくらいなら、途中で投げ出しても同じ事ですから、 準備はマイペースで進めました。

趣味のサイトですから、 制作準備はマイペースで進めれば良いでしょう。焦っても始まりません。 でもサイトアップやお知らせは、見てくれる相手有っての物です。 閲覧してくれる人の気持を考えてタイミングを決めます。 この二つはまるで別の作業ですから、切り離して考えましょう。 原稿制作は自分の気が向いた時だけ鼻歌交じりに行なえば充分です。 しかしサイトアップや宣伝は閲覧者の気持を想像しながら行ないます。



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《コピーライティング
という文章作法》

別にアフィリエイト広告で稼ぐ勉強をしようと言うわけでは有りません。 この右側の余白に載せている広告は、 第8章でご紹介している通り、 飾りのイラスト代わりのはみ出し情報です。 本は別のものでも構いませんが、これからWebマスターやブロガーになろうと言う皆さんは、 是非一度、人を惹き付けたり動かしたりする プレゼンテーションツールとしての言葉や文章について、 学んでみる事をお勧めします。Webサイトは他の人に情報や感動を伝える目的で、設置するものです。 コピーライティングという文章作法を意識すると、自分のためではなく、 他人に読ませる事を目的とした文章を工夫するのが楽しくなります。








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