ゲーム関連サイトを作ろう

このコラムはフリーゲームの関連サイトを運営している筆者が、同じ様にゲームの関連サイトを 作ってみたいと考えている方の参考にして頂く目的で、自分がサイトを作った時の舞台裏を紹介したり、 同じゲームタイトルの、他の関連サイト様を見て参考になると思った運営方針等をご紹介しています。    インテックスはこちらです。



6.アビリティはどうする? 〜HTML学習


試されるのは勇気

お待ちかね。やっとHTML学習のお題になりました。 ホームページ制作に関するコラムなのに、どうしてこの話が後回しになっているんでしょうね。 これには理由があります。Webサイト制作で大切なのはオリジナリティであって、 HTMLの知識なんて、どーでもイイ。とまでは言いませんが、それほど重要ではないからです。 (もちろんHTML学習が主目的なら別です。その場合コンテンツは何でも同じだし、 無理に公開して閲覧者を獲得する必要も無いので、このコラムはそっちの話題を扱いません。)

サイトを立ち上げて、やって行けるかどうか自信がない場合は、 まずブログから始めてみる事をお勧めします。最初からテンプレートが出来上がっていますから、 基本的な原稿制作は、Windowsのメモ帳一つあれば充分です。 少しくらい絵も付けたいと言う場合は付ければ良いし、文字の大きさや色も少しくらい変えたいと思ったら、 部分的にタグを使う事ができます。なるべくタグを使うようにすれば、少しずつHTMLに慣れて行けるでしょう。 もちろんピュアテキストをそのまま貼り付けて、何もしないでおく事もできます。

コンテンツをシッカリ作っていける自信がついたら、HTMLやCSSの基本構造くらい、 自分のペースで少しずつ勉強した方が良いですが、HTMLがわからないからWebサイトが作れないとか、 自分の考えを発表できないと言う発想は強く否定しておきます。

勘違いしないで欲しいのですが、プロのWebデザイナーはクライアントのWebサイトを作るために、 縁の下の力持ちの一人として、仲間と分担して仕事を進めます。だからHTMLコーディングができれば、 コンテンツは作れなくても構わない場合も多いです。 HTMLを専門に解説したマニュアルの多くは、基本的にその様な立場の人を対象に書かれているか、 「コンテンツの中身はあなた次第ですよ」という前提で書かれています。当たり前です。 しかしこれをお読みになっている皆さんが作るのは、クライアントのサイトではなく、 あなたのサイトです。自分のサイトを作る人が自分のコンテンツを作る前に、 コーディングの事だけ先に心配しても意味が有りません。 ペン習字をいくらやっても、文章は上手にならないのと同じです。 取り組み方の優先順位を間違えると、あなたのWebサイトは永久に完成しなくなるので、 無駄に悩まない様に気を付けましょう。


初心者の館

学習のやり方ですが、HTMLに関する資料は初心者向きのものから、 上級者向きのものまで無数にあります。皆さんの場合、HTML学習は目的でなく手段ですから、 分かりやすく、過不足無い情報提供が行なわれた資料を選びましょう、例えばこんなサイトがあります---> 「1時間で作るホームページ」。 パソコン自体の基本操作がわかっている人なら、本当に1時間で作れると思います。 もっと詳しい事は、自分のペースでボチボチ学んで行かれたら良いでしょう。


このサイトのコーディングについて

コンテンツ制作の場合と同様、コーディングの方針を立てる時も、筆者は目的を明確にする事から始めました。 まず第一に「デッキの秤」や「ゲーム関連サイトを作ろう」は、趣味のサイトです。 従って興味が無い人を呼び止めて読んでもらうために、無理をする必要はありません。 ですから「演出や装飾」の為のjava script等は殆ど使っていません。 その一方で、興味を持って読んでくださる方は、大切にしたいサイトです。 そこで「読みやすく、わかりやすくする為の工夫」はなるべく、 ガンバッテやろうと思いました。Webサイトのレイアウトや色使いを考える時、 「演出や飾り付けの問題」と「読みやすさ、わかりやすさの問題」は全く別のものなので、 シッカリ区別して下さい。

「デッキの秤」のメインコンテンツにしている 「デッキを量ろう」についてですが、このコンテンツは数字がいっぱい出てきて、 年少の人にとっつき難い恐れがあります。 だからと言って、イラストやカットを多用すると、第一印象はフレンドリーになりますが、 画面全体がウルサクなって読みやすさは犠牲になります。 そこで表を作り、見やすく色分けする事にコダワリました。

表を作ってキレイに色分けをする作業は、手打ちでタグ入力すると、 ちょっとしたミスで表が壊れたりして、メンドウなので最初の頃はコーディングにMS-WORDを使っていました。 現在は更にメンテナンスを簡単にする為、CGIに変えましたが、これはプログラミングの知識が要るので、 普通はMS-WORDで良いと思います。 閲覧者の年齢層が高い場合は、全員がExcelのインストールされたマシンを使っていると考えて、 ワークシートをそのままアップする手も有るかも知れません。 とにかくHTMLのコーディングで一番シンドイのは表組みではないかと思うのですが、 ただの飾り付けの問題では無く、メッセージが相手に伝わるかどうかを左右する重要なポイントなので、 ここで手抜きをしたら何も書かないのと同じになります。 興味と関心があって読もうしてくれている人に伝わらないメッセージなんて無意味ですからね。

カンタンに言うと「飾り付けはコラナイ」「わかりやすさにはコダワル」という方針です。 あとは自分が一番ラクな方法を使いコーディングしました。

一方「ゲーム関連サイトを作ろう」の方は解説書でなく、読み物として楽しむ「コラム」です。 テキストを目で追ってもらうだけなので、見ての通りレイアウトは簡単です。 コーディングが面倒になりそうなテクニックは最初から使わない積りだったので、これもタグを手打ちしています。

似た様なレイアウトのページが全部で16ページありますが、 一つ一つ設定するとめんどーくさいので、それについては「外部スタイルシート」と言う、 チョッとだけ高度なテクニックを使っています。あくまで趣味のサイトですから、 「演出」や「装飾」のために無理をすると長続きしませんが、 手間を軽減してくれるテクニックは優先して勉強するとラクです。 「演出」や「装飾」に関する考え方は、好みの問題もあるので、ソッチにコダワリたいと言う人は、 ガンバッタ方が良いのは当然ですが、更新に関わる労力は相当増えるので、 ズボラしたい人には向きません。

尚このサイトのソースコードを見たい方は、ブラウザの画面を右クリックして「ソースの表示(V)」をクリックすると見られます。 ソースが表示されない場所や、文字化けして見える場所はCGIを利用しているので無視して下さい。 このコラムのタグは数えてみると、全部で20種類くらいしかありませんね。 HTMLとしてはこれでちゃんと機能します。

本当を言うとこの文章だって、チェック項目をチャートにする等の工夫を加えたら、 ノウハウの参考資料として、更にわかりやすくなるのですが、 現時点では散文コラムとして制作しているので、後は時間があったら手を入れる、 と割り切っています。テキスト中心のページなら、この程度のタグを打ち込むだけで作れます。



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《ムズカシイ事はあと》

パソコンそのものが初心者でもメモ帳だけで、Webサイトが作れるという事で、 読者レビューの評価が非常に高い本です。「できるホームページHTML入門」は 「たった36のタグを書くだけで自分らしいページが作れる」というのが売りになっています (勝ったな。このコラムは20個くらいしか使っていない)。HTMLを学習する場合、とにかく最初に基本だけ押さえましょう。 Webサイトは誰でも簡単に作れるものです。基本さえわかったら、高度なテクニックに関する情報は、 後でいくらでもWeb上から無料入手できます。













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