ゲーム関連サイトを作ろう

このコラムはフリーゲームの関連サイトを運営している筆者が、自分同様ゲーム関連のサイトを 作ってみたいと思う人のために、自分がサイトを設立した時の舞台裏や、 同じゲームタイトルに関する、他サイト様の事例をご紹介しています。    インテックスはこちらです。



3.デスマッチ型 最強コンセプト 〜テーマ設定


裏切り者のヒーロー

一つのゲームの話題を何でもカンでもトータルに扱うなら、 ゲーム作家が運営する本家サイトのBBSや、集団執筆体制のWikiに投稿する方が、閲覧者は増えます。 多少好みが分かれるかもしれませんが、2チャンネルでもOKです。 とにかく読者を増やしたいなら、一人ぼっちでサイトを作るのは損です。

その反対に「このテーマだけ重点的に扱う」という目玉が明確になっていて、 目的意識が明確な人だけ来てもらうなら、一人の管理人さんがシッカリ運営する スタイルの方が便利でしょう。単純にアクセス数を問題にする必要もありません。 例えば筆者が遊んでいる"DoL"というカードゲームの関連サイトの中には、 「ネタデッキ」と言う特殊なデッキの話題を専門に扱うサイトがあります。

「ネタデッキ」というのは、カードゲームに使うデッキの中に、あまり使われていない カードを投入する事にコダワル等して、「話のネタ」になる仕掛けを交えたデッキの事で、 勝つ事だけが至上目的とは限らないデッキです。演出に凝ったプロレスの様な試合を 楽しみたい人が使うのですが、空気を読み間違えて使うタイミングを誤ると、 対戦相手から「ふまじめだ」「マナー違反だ」と言って怒られます。 上手く行けば、勝利+人気者の座を共に得られますが、失敗するとツマハジキに合う ハイリスク、ハイリターンなアブナイ"DoL"の遊びです。 "正統派"と"ネタ派"は出会いが悪いとケンカになりますが、 上手く棲み分けて共存する事を提案されている様です。

システム的にはレンタル掲示板単体で運営されていますが、 "DoL"には既にユーザーが管理・運営する総合掲示板が一つ有り、 「ネタデッキ」の専用掲示板は、全く同一のサービスを利用して作られています。 システムとしては元祖と完全にカブっているので、いくら集団執筆体制と言っても、 普通は100%失敗するのですが「アブナイ遊び」の話題に特化する事で、 賛否両論の投稿者を集めました。管理人さんは、一人で執筆をするわけでもありませんが、 全くの黒子と言うワケでもなく、司会進行役として前に出て、 「ネタデッキ」専門の大会を催したり、大会出場者にデッキの紹介を求める等して、 開設後短期間のうちにコンテンツを増やされました。「何でもいいから書いて」ではなく、 管理人さんから適当にお題を出すのが良いみたいです。


吟遊イラストレーターの旅

"DoL"にはオリジナルの絵を専門に扱うサイトもあります。 一人でやっている管理人さんがイラストを発表したり、作画の上手さを活かして、絵解きの初心者向けマニュアルを 作っています。

絵が好きな人やゲーム本体に付いているマニュアルだけ読んでも不安だと言う人しか 関係ないので、アクセスカウンターの回り方や、掲示板のログの増え方は、とてもゆっくりです。 オリジナルのイラストが主要コンテンツだと「更新回数を増やせ」と言っても、絶対無理なのが皆わかっているから、 たまにしか見に行かない人が多い様です。でも「絵が好きな人だけ来て下さい」というスタンスが明確なので、 更新回数が少なくても違和感が有りません。 趣味のサイトなんて、それで十分だったりします。「これからもぼちぼちいこう」と言うのが、 BBSにあった管理人さんの弁です。

後発のサイトや、個人運営のサイトは、「正統派」の話題から少し距離を取った方が、 他とカブにない分だけ、やりやすいと思います。既存サイトのマネをして、同質なコンテンツを扱う場合、 情報量や更新頻度でナンバー1にならないと意味が有りません。管理人さん本人が「競争する気は無い」と言っても、 閲覧者の方はワザワザ複数の場所に散らかった情報を見せられているので、一番充実したサイトにしか反応を返さないでしょう。


ナンバー1よりオンリー1

まったり更新ペースでボチボチやるなら、「興味が無い人は見なくていいよ」と居直って、「ナンバー1よりオンリー1」の 存在価値をキープした方がラクそうです。



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《パソコンは自分で作るべし》

筆者の場合、自分のマシンは自分で作るのが基本です。 隅々まで仕様がわかるから、安心して使えます。 市販マシンでも、自分の使い方に合わせた環境設定は必要ですから、 買って来てすぐ、快適に使えるわけじゃありませんし。 パソコンには必ずトラブルが有るから、 その時に最少の手間とコストで解決できた方が良いです。 自作と言っても、様々な規格をイチイチ暗記する必要は有りません。 (そんな事をしても、次のマシンが欲しくなった時には、また何もかも変わっている。) まず雑誌等を見て、作りたいマシンをイメージしたら、 そこでチップセットが決まるので、そのチップセットを登載したマザーボードを購入します。 メインメモリだけ充分に積んであれば、後は予算優先で決断しても大丈夫。 予算の範囲内で、どうしても優先したいパーツから順に、マザーボードに適合したパーツを選び、 マニュアル通りにセットアップしたら完成。






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