ゲーム関連サイトを作ろう

このコラムはフリーゲームの関連サイトを運営している筆者が、自分同様ゲーム関連のサイトを 作ってみたいと思う人のために、自分がサイトを設立した時の舞台裏や、 同じゲームタイトルに関する、他サイト様の事例をご紹介しています。    インテックスはこちらです。



1.光と影 〜はじめに


光の道

筆者は「デュエル・オブ・レジェンド(略称=DoL)」というネットワーク対戦がメインの フリーのカードゲームがとても気に入っています。それでこのゲームの関連サイトを自分で設立し、 のんびり運営しています。(筆者のサイトやゲームの詳細については、ページ一番下の リンクからご覧下さい。)

フリーゲームなので大手メーカーの市販作品の様なユーザー数はいませんが、 このゲームは平均1ヶ月に1回と言うペースで、バージョンアップが行なわれ、 ゲーム作家さんがユーザーとの交流に熱心な為か、ユーザー同士の交流も活発に行なわれています。 筆者の場合、あまり頻繁に更新できているワケでもないのですが、関連サイトを作っていても、 とても張り合いが有ります。


滅び行くサイト

このゲームの関連サイトは筆者のサイトの他に、ユーザーが設立して皆で盛り上げているWikiや レンタル掲示板、特定のユーザーが管理する個人サイトが多数あります。しかし、その一方で設立後短期間に 閉鎖されたり、更新が止まってしまうサイトも有る様です。ゲーム自体は安定した人気を、 保っているのに、これはいったい、どうした事でしょう。

人にはそれぞれ事情があって、いつもゲームで遊んでいられるワケではないので、 仕方がない場合もあります。中には立派なコンテンツを作った後、受験勉強の為に引継ぎまで ちゃんと終え、拍手喝采を浴びながら卒業した管理人さんもおられましたが、 「志半ばにして挫折」という印象が否めないサイトも多い様です。 ゲームの関連サイトは、若い人が趣味のサイトを立ち上げるのに格好のネタなんですが、 立ち上げた物の長続きせず、短期間で活動停止を余儀なくされるケースも多い様です。

そうかと思えば、DoLではつい最近になってからも「ネットワーク対戦の大会が主な目的」 という、新しいSNS(会員同士が相互交流するソーシャルネットワークサイト)が、 新たに誕生しました。実を言うと「DoL」ではつい最近まで、別のSNSが活動していたのですが、 会員数をあまり伸ばせないまま、最後には突然の閉鎖で幕を閉じてしまった経緯があります。 今度は目的が明確なので、是非、成功して欲しいところです。


トレンドの罠

無くなってしまった方のSNSですけど、これは設立の主旨が少し曖昧で、 とにかく「SNSを作ったから入会してくれ」というスタートだったのですが、 考えてみるとネットワーク対戦型のカードゲームなんて、それ自体がプレーヤーの交流組織です。 既にいくつもの関連サイトがあって、本家サイトのBBSにも毎日新しい書き込みが 行われていましたから、わざわざ別の小さなネットワークを作って「会員登録」を求めても、 入会した人は20名弱に留まり、実際に書き込みを続けていた人は更に少数でした。

SNSと言えば有名なのは「ミクシィ」ですが、「ミクシィ」の後から誕生した他のSNSには あまり成功事例がありません。オフラインの団体やサークルが先にある場合、 連絡用のグループウェアとして採用し、強制的に入会してもらえば便利だと思いますが、 SNS自体は普通のWebサイトの様に中身を自由に閲覧できないので、目的が明確でなければ、 単独で会員を集めるのは難しい様です。とりあえず、みんなで書込みできればそれで良い。 という場合はWikiやレンタル掲示板の方が、気軽さの面からはお勧めです。


難しくなったサバイバル

それにしても、世の中便利になりました。少し前までWebサイトと言えば、 HTMLの知識があるか、最低でもオーサリングソフトを使える人でなければ、 設置できませんでした。それが今では初心者用のテンプレート付きサーバーや、 ブログシステム、Wiki、レンタル掲示板やレンタルSNS等、登録すれば誰でも、 すぐに使える無料サービスが目白押しです。

「ホームページを持っている」と言うだけで他人に自慢できる時代は、 過去の物になりつつあります。昔は「パソコンが使える」というだけで、 凄い事だった時代も有りました。今でも高齢者の人にとってはそうですけど、 普通はキーボードとマウスの動かし方がわかる。というだけでは、 「それがどうかした?」で終わりますね。Webサイトについても、これからは 同じ様な感じになって行くのかも知れません。逆に言うと「読んでもらえるWebサイト」を作り 長続きさせるのは、それだけ難しくなって来た、とも言えるでしょう。



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《対話型のサイトを作るなら》

自分のサイトに掲示板やチャットを設置する場合、レンタルサーバーに、 ホームページからリンクを張る方法が簡単ですが、オリジナルのフォームを作りたい場合、 必ず必要になるのがcgiです。cgi対応の定番言語はやっぱりPerl。利用できる無料サーバーが多い上、 実行ツールも無料です。(Windows用の「Active Perl」はここここ からDLできます。)

学生達が自分の論文の資料整理用に使い始めて普及したそうで、大量の文字や文章を扱う際に 実用性を発揮します。Webサイトを作らない人も、事務処理用に持っていると便利。







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